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636 名前:
底名無し沼さん 投稿日: 02/02/19 21:29 

秋の矢木沢ダム(奥利根湖)にカヌーを浮かべて岸を巡ってキノコなどを採るツアーを2名でやった時の話です。 
暗くなる前に適当なところに上陸して泊まりました。 


真夜中に急に目がさめたらテントの上部から私の顔面上におおいかぶさるような感じで女の顔の気配があり、


「#&*~`@$#<|~% ?」


と意味の解らない言葉で話しかけられました。
質問形でした。 


その後、何分間かテントの周囲をがさがさと何かが這い回りました。
テントをばさばさ揺らしながらです。 


こわかったですが、戦おうと思ってナイフを取り出したのを思い出します。 
別のテントに寝ていた友人は起こしませんでした。 
オバケが出たといって起こすのははばかられたからです。 


その後、ランタン2基とヘッドランプを煌々とつけて朝まで暗闇を睨み付けて過ごしました。 
朝になって山菜採りらしい年輩のハイカーと世間話をしているなかでこの場所は幽の沢という名前だということがわかりました。 
あの問いかけ調の音声は生々しく今でも耳から離れません。